第2回消化管CT技術研究会のお知らせ

 近年、CTを用いた大腸の検査(CT colonography:CTC)が注目を浴びるようになり、多くの施設でCTによる消化管の検査が行われ始めています。本研究会は診療放射線技師が中心となり、医師及び医療従事者、関連業界の方々と共に消化管のCTについて議論し、参加者相互の専門知識および撮影技術の向上を計ることを目的に設立しました。CTを用いた消化管画像診断に関する新たな知見の発信源となり、健康を支える良質な技術となることを願っております。

 平成30年11月17日(土)に大崎ブライトコアホール(東京)にて消化管CT技術研究会 第17回学術集会を開催しました(当番世話人:国立がん研究センター中央病院 検診センター 山本修司先生)。124名が参加し、盛会に終えることが出来ました。ご参加下さいました皆様、ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

 午前の一般演題後にランチョンセミナーとして進興会立川北口健診館の宮崎武士先生に
「もし !! 消化管造影職人が CTC を企画したら」という内容で消化管検査に関する内容や
マネージメントする立場からCTC導入の経緯、これから始めるスタッフへのメッセージをいただきました。
 午後の一般演題後、11/16(金)に開催されました第7回MGIT 〜Day1〜前処置編に引き続き、第1回 CTC 技術協議会 〜Day2〜標準化の前に、確認すべきこと≠テーマに、の全国各地区の研究会≠ゥら代表の先生方に集まっていただき、CTC の現状と課題を共有しました。また、アンサーパットを使用し、会場の参加者と一緒にスクリーニングと精密検査目的の腸管拡張とCT撮影について議論しました。
初めての試みでしたが、全国各施設の現状、課題が理解でき大変有意義な時間を過ごすことができました。今後も情報共有を行っていきたいと考えております。

 関連メーカーセッション1では「CTC導入の軌跡〜事務方が牽引した成功への10年〜」というテーマで済生会熊本病院予防医療センター 永田和也先生に事務の視点でCTC導入へ向けた取り組みを講演いただきました。今後さらに大腸CTの検査数を増やすためには,より簡単で負担の少ない検査にしていくことが重要だと述べられました。
 関連メーカーセッション2では「大腸CTを真に普及させるために!〜これからどうまとめるか !?〜」という内容で、川崎医科大学 松本啓志先生にご講演いただきました。
CTCの認知度が低く,施行施設が少ないため,検査数が伸びない問題点を解決するためには,検査名などの用語の統一や検査法の標準化,適応の明確化が重要と述べられました。
CTCに関しては、大腸CT検査という文言が最もわかりやすく共有しやすいのではないかと思われます。

インナービジョン掲載記事
http://www.innervision.co.jp/report/usual/20181211

 第18回の研究会は平成31年6月1日(土)に札幌市民交流プラザクリエイティブスタジオ(北海道札幌市)にて開催いたします。

 今後もたくさんの企画をご用意し、消化管CTを実践している方はもちろん、興味のある方は是非参加して、この技術を一緒に育んでいただける研究会にしていきたいと思います。

代表世話人 坂本崇