開催概要

学会名 第23回日本消化管CT技術学会 総会・学術集会
テーマ 技術 創意 工夫
~大腸CT検査の秘めたるポテンシャルとは~
大会長 木下琢実(倉敷成人病センター)
実行委員長 竹本幸平(五日市記念病院)
主 催 特定非営利活動法人日本消化管CT技術学会
会 期 2025年6月21日(土)
会 場 岡山国際交流センター
開催形態 現地開催

ご挨拶

このたび、「第23回大腸CT検査技術学会」を中四国地方・岡山の地にて開催する運びとなり、大変嬉しく思っております。中四国地方での初開催となるこの学会を迎えられましたのも、日頃より大腸CT検査の技術発展にご尽力いただいている皆さまのおかげであり、心より感謝申し上げます。

今回の学会テーマは、「技術・創意・工夫 ~大腸CT検査の秘めたるポテンシャルとは~」です。近年、大腸がんは日本国内で罹患率・死亡率が依然として高く、多くの方々にとって重要な健康課題となっています。その中で、大腸CT検査は非侵襲的かつ患者さんへの負担が少ない検査として注目され、予防・早期発見のツールとして大きな可能性を秘めています。しかし、中四国地方においては導入施設がまだ少ない現状があり、その普及と技術向上をさらに進めていく必要性が高まっています。

本学会では、診療放射線技師、画像診断医、消化器内科医、病理医、外科医など、多職種が一堂に会することで議論を深められる場を提供いたします。異なる職種がそれぞれの視点や専門性を活かしながら意見交換をすることで、現場の課題に即した解決策や、新たなアイデアが生まれることを期待しています。各分野の協力と連携が、大腸CT検査のポテンシャルを最大限に引き出す鍵になると確信しております。

また、今回はいつもと趣向を変えたプログラムを取り入れております。最新の技術や研究成果の紹介だけでなく、日常業務にすぐに活かせる具体的な創意工夫や実践例を共有するセッションをご用意しました。これにより、参加者の皆さまには日々の現場で役立つ知識を得ていただき、大腸CT検査をさらに身近で有効なツールとして活用していただけるよう願っています。  

さらに、本学会の開催地である岡山は「晴れの国」として親しまれ、温暖な気候に恵まれた地です。歴史ある観光地や豊かな自然も多く、学会終了後にはぜひ岡山の魅力もご堪能いただければ幸いです。本学会が、ここ岡山から新たな技術や知識を発信し、大腸CT検査の普及と発展に寄与する機会となることを心より願っています。