4日の日経平均株価終値は45円91銭高の1万1652円29銭。 前週末の米国株上昇や、日銀人事によるデフレ対策の進展などが期待され、日経平均は午前10時前に1万1767円まで買われ、場中としては4年5カ月ぶりの高値をつけた。 一方、大証でシステム障害により、午後2時過ぎまで先物全商品の取引が停止したことや、中国株の軟調、高値更新による利益確定売りなどもあり、その後は上げ幅を縮小。前週末の終値近くまで下げる局面もあった。 業種別では、ストップ高を付けた安田倉庫 <9324> などの倉庫株や、三菱地所 <8802> など不動産株、松屋 <8237> をはじめとする含み資産関連株が大幅高。鉄道やノンバンク、証券株も強い。 一方で、JFEホールディングス <5411> など鉄鋼株や、住友金属鉱山 <5713> など資源関連株、非鉄金属株などは軟調となった。(編集担当:片岡利文) |